山林開拓記

土地契約編①

土地契約に際して

山神さんとの交渉の末、この山林を購入することになったイノシシ夫婦。
続いて、この土地の契約となります。

まず、この土地は先月所有権が移転され、現在は山神さんの持ち物となっています。

手付金を振り込む事で、購入の意思を確たるものとし、その後本契約となります。

山神さん

いくらでもいいから、手付金を振り込んでくんな!
確認できたら、事務所で契約だ!

手付金を指定の口座に振り込んだ後、山神さんに連絡しました。

山神さん

おう、じゃあ来週契約だ!事務所で待ってるぞ!

…やっとここまで来た。
ようやく、自分たちがやりたいようにできる夢の場所が手に入る…

色々あったけどなんだかんだ山神さん、いい人だなと思いました。この時は。

契約の日

山神さんの事務所にて

いよいよ土地の契約です。

社長

こんにちは。山神の息子の 社長です。

出てきたのは、社長と呼ばれている、山神さんの息子。

見事に山神さんとは真逆のタイプ。
売買契約書がすでに用意されていて、それに沿って説明をうけました。
土地売買に関し、細かく細かく、慎重に説明されました。

山神さん

そんな細かい事はいいんだよ!

社長

不動産ですから!重要事項説明は必須です!

あまりにも細かいので、山神さんも痺れをきらし、あわや親子喧嘩勃発!?
あまりにも性格が真逆な親子のやり取りが笑えます。

重要事項説明について

詳細は省きますが、今回の説明によって
この土地に関しては以下の条件があることが判明しました。

ポイント

・この土地の7割は、「砂防指定地」である
・この土地の一部に、県が所有している区画がある
・この土地は、隣の山主との境界がはっきりしていない(山神さんの土地との境界はOK)
・この土地は川に囲まれており、川の所有者は国である
・山神さんの土地の一部にも、県が管理している区画がある

また、すでに手付金を支払っており、この時点でキャンセルした場合、手付金は返ってこないとも。

自分たちの土地が手に入るという現実が目の前にあり、舞い上がってしまうイノシシ夫婦。
正直、条件など大したことないと思っていました。

そして、契約へ。。

契約間際のやり取りに関しては、このような感じでした。

社長

このような状況ですが、了承なさった上で手付金をお振込みになられたということでよろしいですか?

いや…そこまで詳しく聞いてませんでしたが。。。

グングン君
山神さん

俺悪くねぇぞ!
お前たちがGWまでに欲しいっていうからこっちは頑張ったんだ!

とりあえず、敷地に入るのに徒歩で横切らせてもらうのはOKですよね?
 あと、GWにキャンプしたいんですけど、それはOKですか?

グングン君
社長

あまりに頻繁に不特定多数の方が通るようでしたら、NGですが
基本的に歩いて山林を横切ることを罰する法律はないので、それは大丈夫です。
本当に購入されるということでしたら、特別にキャンプくらいならOKとしましょう。

ありがとうございます。購入ということでそのまま手続進めてください。

グングン君
社長

本当にいいんですね?

大丈夫です!

グングン君

意外とあっけない、山林の契約

その後、売買契約書にハンコと署名。
その他の書類にハンコと住所と署名。

書類の一つ一つは、都度丁寧すぎるくらいの説明があったので、納得済みでしたが
この日一日で何度自分の家の住所を書いただろう。。。

とにもかくにも、目標にしていたGWキャンプを実現したイノシシ夫婦。
土地契約編、続きます!

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グングン君

イノシシ夫婦の夫の方です。 キャンプに行ったらひたすら焚火して食って寝ています。 行動は、猪突猛進。口癖は「とりあえずやってみる?」 キャンプギアレビューを主に担当しています。

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