北関東でキャンプ、あるいはドライブがてら物件を見て帰る。
最近のイノシシ夫婦の休日は、ほぼこんな感じのスケジュールで埋まっていきました。
物件探しも、キャンプと絡めると楽しかったよね
物件を探してるって感じじゃないよね。
キャンプというイベントの一環という感じなので、この方法はおススメです!
この記事を読むとこんなことがわかります
- プライベートキャンプ場を作りたい人に!適した土地の選び方
- 選んでいい物件、そうでない物件
- 土地選びの基準
土地の種類について
キャンプ用地物件の種類は大別すると以下になります。
【地目】
山林・原野・農地・雑種地・宅地
【計画】
都市計画地域 市街化調整区域 計画外地域
結論から言います!
計画外地域で、山林か原野を強くおススメします!
理由を以下に記載します。
地目について
・山林
購入するならこの地目か後述の原野しかありません。
ただし、以下の点に注意する必要があります。
・保安林であるか否か
日本の国土の3割、森林の5割は保安林なので、結構な確率で保安林だったりします!
山奥の静かな環境、隣にはきれいな小川が流れていて平坦地。値段も安い。
でも保安林!このパターン多かったです!
保安林だと、以下の制約があります。
・立木の伐採制限
保安林で立木を伐採する場合は、都道府県知事の許可または届出が必要です
● 伐採後の植栽義務
指定施業要件に「植栽」が指定されている保安林では、伐採後の跡地に植栽する義務があります
また、県の許可無しに構造物(小屋など)を建てたりできません!
木切れないんじゃ、駐車場作れないじゃん。
小屋作れないんじゃ、キャンプ道具とか開拓道具とかどこ置くの?
空いている箇所にテント張ることはできますが、自由度が低く、おススメはしません!
その代わり、固定資産税はゼロ!相続税は優遇されているので、欲しい人にはいいかも。
・別荘地か否か
管理費が別途かかります。
購入価格はリーズナブル!土地も整地されていてすぐにでもキャンプできそう!
でも、管理費がかかります。(年間10万円前後)
この管理費は、自分の土地の管理(草刈、雑木処理、整地)ではなく別荘地全体の管理だそうです。
うーん。何か納得できない。
納得できない固定費がかかる物件は、除外しました。
【原野】
上述の山林とほぼ似通った地目となります。
山林 耕作の方法によらないで竹木の生育する土地
原野 耕作の方法によらないで雑草,かん木類の生育する土地
wikiboooksより 不動産登記事務手続準則第68条9
違いはあまり無いように思えます。実際に候補地になる土地も原野が多くありました。
【宅地・雑種地】
両方とも、固定資産税が高めに設定されています。
探していくと、こちらも多かったです。
宅地:古民家など建物が建っていることが多く、解体に費用がかかりそうなのと
ゴミ屋敷化している事が多く、処理に時間と手間がかかりそうでした。
また、固定資産税もかかりそうです。
雑種地:ゴルフ場跡地や駐車場跡地などに該当します。
市街地ならありましたが、山間部はほぼ無かったです。
【農地】
実際に物件を見て、いいなと思った土地は、大抵農地だったりします。
キャンプ場跡地も、実は農地転用だったりします。
平坦で広くて安い!いかにもすぐキャンプできそうな土地!
物件数も圧倒的に多く、固定資産税も激安!
固定費かからなそうだし、整地しなくてよさそうだし、最高じゃん!
物件数も多いし、安いから農地いいね!
NGです!
将来的に小屋を建てたり水道を引いたりするのに、許可が必要となります。
原則、農地は農業用途に使え。ということで、違反すると以下のペナルティもあるとのこと。
1.懲役刑や罰金刑が課せられる
農地法に違反すると、「3年以下の懲役または300万円以下の罰金」が課せられる可能性があります。
懲役刑!ヤバッ!
2.原状回復を命じられる
農地にそぐわないと判断された建物を建てた場合、原状回復命令によって解体・撤去しなければならないこともあります。
農業をしたいわけじゃないもんね。
結論、制約多すぎて、農地はNG
都市計画法について
1,都市計画区域
キャンプやるような山林はそもそも含まれていません。
2.市街化調整区域
ここに含まれる山林多いです!
市街地調整区域でも建造物を作れるところとそうでないところがあります。
個人的にはビクビクしながら作って使うより、きちんと市役所等に確認に行く方がいいと思います。
後で罰金取られたり、せっかく作った建物を壊さないといけないような事になるのは嫌ですよね。
3.都市計画区域外
1にも2にも属さない土地。
特に、構造物を建てたりするのに許可が要らない土地になります。
イノシシ夫婦は、最終的に
都市計画区域外で山林および原野!で絞りました!