開拓をはじめて3か月後、心境の変化
私たちは、2022年の5月に山林を購入し、ここをキャンプができるように開拓しています。
最初は、「自分たちで気ままにキャンプできる場所があればいいや」くらいに思っていましたが
開拓していくうち、徐々に考えが変わってきました。
地域のために何かしたい
私たちの購入した山林は、栃木県佐野市飛駒町 という場所にあります。
大都市からそこまで離れていないけれども、手つかずの自然の宝庫。
ここが気に入って、山林と古民家を購入。現在地域の方のお力もお借りしながら開拓をしているところですが、
最寄のコンビニまで10㌔離れていたり、ケータイの電波が入らない箇所も多かったり
若年層にとっては、なかなかに不便な場所ということで、高齢化の波はこの飛駒町にも例外なく訪れており、
現状は、限界集落に近い状態となっています。
何もしなければこの美しい自然の宝庫が衰退してしまう。
この未来をどうにかしたいと思いました。
日本人にとって、山林とは?
日本の森林率は約70%弱 実は世界二位の森林大国
日本の美しさは、作り物ではないリアルな自然にあると思います。
外国人は、
「リアルな自然に調和した日本の伝統的建造物の美しさ」
こそが日本の魅力だと言います。
インバウンド観光が復活したとき、このリアルな自然を求めて
たくさんの外国人がやってくると思います。
現在、山林所有者の多くは高齢者で、そのうちの多くは使われていないといいます。
私たちが山林を購入するときも、購入者の多くは木材確保の目的で、キャンプ場を作る人は珍しいと言われました。
日本人にとって、森林はあまりにもありふれていて、そのありがたみは忘れられているのでしょうか。
外国人との山林に対する価値観の違いが生む結末
翻って中国の森林率は23%。
現在急激に植林が進んでいますが、森林に飢えている国です。
日本の魅力を理解している外国人に、森林のありがたみを忘れた日本人が山林を投げ売り。
その山林は、外国人によって開拓され、その収益は外国のものとなります。
結果、外国人が経営側に回り、日本人は労働者となる
こういった図式が日本国内、至るところで増えると最終的に日本人の収入を上げることが困難になります。
これは、大きな問題ではないでしょうか?
山林の購入が少しでも日本のためになれば、なんて思ってみる
日本人が日本の魅力を正しく理解。
来たる人口減少に向けて正しく対策をする。
人口が減少している日本人が経営者側に回り、流入してくる外国人を労働者として雇う
という図式をあらかじめ作っておくことが必要ではないかと思うのです。
人口減少、労働力不足→外国人の流入
外国人を拒めば、日本は衰退。
これは近い将来避けられないと思ってます。
はじめは自分たちだけが楽しめればいいや、と思っていたこの山林。
私たちが世の中に与える影響などほとんど無いと思いますが、
もしかしたら、少しでも世の中の為になれるのでは?なんて思ってみたりしています。